キャラクター
ウルトラマンエース TVシリーズ(1972年4月7日~1973年3月30日)
異次元から地球を狙う異次元人ヤプールが攻撃を開始したため、ヤプールから人類を守るために地球へ派遣されることとなったウルトラ兄弟の5番目。地球にとどまるためにその命を北斗星司、南夕子という男女に分けて託したことにも関係あるのか、その姿は装飾性が強く男女を超越した丸みを帯びた独特な美しいフォルムを持っており、それはまさにエースに特徴的なスタイルとして印象深い。反面、エースの戦闘力はアメリカ第七艦隊と同格と設定されており、光線や超能力のバリエーションもそれまでのウルトラマンたちと比べても多く、ケタはずれのパワーを誇るまさに超人として怪獣を凌駕する超獣たちを次々と粉砕していく。そんな両極を合わせ持つ者こそ、まさに神と呼ぶのに違和感のない存在と言えるのかもしれない。その身長は40メートルだが体重は4万5000トンと重量級で、アクションも比較的パワータイプ。活動時間は、約3分間とされている。
ウルトラマンエース誕生
異次元人ヤプールが、ついに地球侵略を開始した。その最初の標的は、広島県の福山市。突然市街地に出現する、ミサイル超獣ベロクロン。それに対し地球防衛軍は全軍出撃、全力で超獣に果敢な攻撃をしかけるも戦力の差は歴然で、防衛軍はあえなく全滅してしまった。そんな阿鼻叫喚のなか、恵まれない子供たちのためのパンを配達している北斗星司と白衣の天使、南夕子は、人々を助けるために力を合わせて超獣を足止めしようと活躍する。だが、ベロクロンが異次元に引きあげた後、廃虚になった街には倒れ、動く気配もない北斗と南の姿しかなかった。そんな時、天空から舞い降りた光が2人を包んだ。それは、銀河連邦から地球へ派遣されるウルトラマンエースだった。エースは、2人の勇敢さを認めてウルトラの力とウルトラリングを与えてくれた。そして何日かたち、地球防衛軍に代わって設立された超獣攻撃隊TACの入隊試験を受ける北斗と南の姿があった。試験は多方面に渡る技術を試されるが、2人は全てにおいて優秀な成績で合格、見事にTACの一員となる。そんな時、ベロクロンが東京タワーを破壊するべく出現した。TACの初陣だ。