特捜チームXIG expanded Interceptive Guardians

G.U.A.R.D.のエキスパート部隊で、最前線において根源的破滅招来体の攻撃から人類を守るという性格上、メンバーは旧防衛隊のトップエリートを中心に編成されており、それぞれの分野の専門科3人で1チームとされている。

オペレーション・クルーの指揮、フォローのもと6チームの18人が、日夜地球の未来のために活躍し続けているのだ。

オペレーション・クルー

XIGの頭脳ともいうべき、情報収集、作戦立案を行うチーム。エリアル・ベースのコマンドルームに常駐しており、6つの実動部隊をフォローして作戦を成功へと導いていく。

高山我夢(吉岡毅志)

17歳にして量子物理学の博士号を取得している、1980年代に世界中で誕生した天才の1人。アルケミー・スターズの一員であり、XIGにリパルサーリフトなどの新技術も提供している20歳。迫り来る地球の危機を回避すべく粒子加速に自分の意識をシンクロさせて「地球の気持ち」を確信、大地の光を手に入れたためXIGにアナライズ担当として入隊し、孤独な戦いの道を選んだ。当初は肉体的にはひ弱だったがやがて積極的に格闘技なども身に付けていき、戦士としての成長を見せつけている。

石室章雄コマンダー(渡辺裕之)

常にもの静かで沈着冷静、完璧な判断力を有する指揮官。自分のことは多く語らないが、部下の資質、性格などをよく理解しており、人並みはずれた洞察力にて物事の本質をたちまち喝破、破滅招来体の真意に気づくことも度々である。妻と男の子が2人いる45歳。

堤 誠一郎チーフ(宇梶剛士)

もと航空防衛隊随一の戦術家といわれた中佐で、現在は石室の片腕といえる33歳。XIGの現場指揮官とでもいう役割を負っており、コマンダーの意図を適格に理解してピースキャリーより各チームに迅速な指示をおこなう。口下手な人情家でもあり、部下をゲームの駒のように考えることは好んでいない。

佐々木敦子(橋本 愛)

コマンドルームの、優秀なオペレーター。暗い過去があるにもかかわらず明るい性格で、ちょっと勝ち気。なにかと年下の我夢にちょっかいをだすが、梶尾をふっきれた頃からお互いに意識する仲になっていく21歳。

ジョジー・リーランド(マリア・テレサ・ガウ)

少々能天気な性格で、敦子と仲がよいオペレーター。王子様指向が強い20歳で、結婚願望も強いようだがボーイフレンドなどはいないようで、外出の際は我夢を引き連れることもある。

鵜飼彩香(田中彩佳)

20歳の非常勤オペレーター。敦子やジョジーが非番の時に代わりを勤める。普段は普通の女の子なのだが、なにが起こってもまったく驚かないという特徴的な性格が印象に残る。

ファイターチーム

航空部隊で、特徴ある3チームがひかえており、状況や作戦内容に応じて1チームが選ばれて出撃するケースが多い。

チーム・ライトニング

梶尾克美リーダー(中上雅巳)、大河原聡志(沢木祐介)、北田 靖(長谷川勝彦)
最も出動回数の多い、防衛隊のトップガンでもあった3人。XIGのエースパイロットである梶尾はクールなエリートで、我夢の兄的な存在になっていく。北田と大河原はイジェクトが多く、特に大河原は梶尾に叱責を受けることが度々。

チーム・ファルコン

米田達彦リーダー(賀川黒之助)、林 幸市(塩谷庄吾)、塚守 亨(石川 真)
30歳代前半で、円熟した操縦技術を持つ3人。かつて自分たちの未来をかいま見てしまったため、まったく死を恐れることがない。常に命と引き換えのようなミッションを引き受けては、確実にこなしている。寡黙で、自分たちを語ることはあまりない。

チーム・クロウ

稲城美穂リーダー(川嶋朋子)、多田野 慧(石橋けい)、三島樹莉(松田泉子)
女性だけで編成されており、当初は出撃の機会がなかったが対コッヴII戦にて初実戦を果たす。ロック好きで、ノリを重視、当意即妙な攻撃方法を生み出す。稲城は気が強いが優しさを合わせ持ち、樹莉は体育会系、慧は常に冷静だが米田に想いをよせている。

チーム・ハーキュリーズ

吉田 悟リーダー(松田 優)、志摩 貢(加賀谷 圭)、桑原孝信(中村浩二)
体育会系を越えた超筋肉派の3人組で、常に体を鍛えているその常人にはないノリに我夢も誘い込まれてしまうことが間々ある。いわゆる陸戦隊であり、地上からの渾身の一撃で勝機をつかみ取ることが多いため、その戦法はとにかく全力での突進一本槍なのだが、意外と効果をあげてしまうことが多い。

チーム・シーガル

神山 篤志リーダー(権藤俊輔)、マイクル・シモンズ(サムエル・ポップ・エニング)、松尾蓮二(冴場都夢)
NGOでキャリアを重ね、通常はピースキャリーのパイロットを務めている神山を中心としたレスキューチーム。破滅招来体が引き起こす災害から人命を救助するために、常に機材の点検、整備を怠らない。

チーム・マーリン

横谷勝蔵リーダー(庄司哲郎)、巌 均悟(横山尚之)、今井源太郎(入沢宏彰)
海の怪獣が少なかったため、(Vシネを含めても)出撃がたった2回に終わってしまった海のオーソリティーたち。その搭乗メカのセイレーン7500の設計にはリーダー自らが関わっており、性能に絶対の自信を窺わせる一方でその限界も知り抜いている。

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