ストーリー03

メビウスの活躍で、パンドンは見事に倒された。だが、突如現れた透明カプセルがカラータイマーを明滅させるメビウスを閉じ込め、そのボディーをブロンズのように固めてしまう。全ては、メビウスを狙うスーパーヒッポリト星人の罠だったのだ。姿を見せたスーパーヒッポリト星人は邪魔者が消えたことに満足し人類の最後を宣言、消えていった。

雨の中、ブロンズになったメビウスを見上げるダイゴ。そこに、赤い靴の少女がやってくる。少女は、ダイゴが「７人の勇者」のうちの4人に気づいたことを指摘、残る３人も近くにいることを示唆する。それはアスカと我夢だ。ダイゴは２人に信じてもらえなくても、人としてできることを最後までやることを自分に誓っていた。かつて夢に背を向けてしまった弱さはもう捨てていた。

スーパーヒッポリト星人は、今度はキングシルバゴンとキングゴルドラスを出撃させてきた。２大怪獣のパワーのまえに、次々と大破する戦闘機群。人々の悲鳴のなか、意を決して飛び出すアスカと我夢。そしてダイゴはついに思い出した。赤い靴の少女との少年の日の約束を。世界がピンチになったら、アスカ、我夢と共にウルトラマンになってみんなを助けるんだという想いを。「この世界を、僕が守る！」ダイゴの手にスパークレンスが握られた。